◆シミの定義
ホルモンのアンバランスによりメラニン色素が増加し、紫外線で悪化します。メラニン色素は生成と排泄を繰り返します。このメラニン色素が過剰に作られ新陳代謝の遅れなどによりシミになります。
◆原因
メラニン色素が過剰に作られたり、メラニン色素の排泄が遅れることで、生成と排泄のバランスが崩れるとシミになってしまう。
〈1〉内的要因
●ストレスや睡眠不足
自律神経が乱れホルモン分泌のバランスが崩れると、メラノサイトが活性化しメラニン生成量が増える
●栄養不足
ダイエット等による急激な栄養不足(たんぱく質・ビタミン・ミネラルなど)により新陳代謝が遅れる
●血行不良
血行不良により必要な栄養が行きわたりにくくなり、新陳代謝が遅れる
●リンパの流れ不良
リンパの流れが滞るとメラニンを減らす働きをするマクロファージが行き届きにくくなる
〈2〉外的要因
●紫外線
長期にわたるUV‐A波の蓄積やUV-B波の強い刺激により、活性酸素が増加し、メラノサイトが活性化するので、メラニン生成量が増える
●その他の刺激
タオルやスポンジ、化学物質(パーマ液、ヘアカラー剤など)といった強い刺激により、メラノサイトが活性化しメラニン生成量が増える。
◆シミのケア
〈1〉メラニン色素の生成抑制
●ストレス開放 →
マイナスイオンやマッサージによるリラクゼーション
●紫外線対策 → お家の中でもUV‐A波をカットするお手入れ
〈2〉メラニン色素の排泄の促進
●お肌の新陳代謝の促進(排泄Ⅰ) →
老化角質の除去・マッサージによる血行促進・栄養補給など
●リンパの流れを良くする(排泄Ⅱ) →
リンパの流れを良くすることで、マクロファージ(白血球の仲間)によってメラニンが食べられ消失する
〈3〉メラニン色素の分解
●美白還元をする →
エステ等で美白成分の導入、美白用基礎化粧品の使用
*メラニン色素が増えすぎないよう、日焼け止めやスキンケアを徹底しながら、規則正しい生活を心がけることが大切です。シミのケアは、日々の積み重ねがポイント!しっかりケアして透明感のある肌を守りましょう!
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春の紫外線対策で差がつく!
外側からと内側からのダブルケア
「紫外線」と聞くと“夏”をイメージしがちですが、実は夏のピークに向けて3月頃から紫外線量は増え始めます。今はまだ大丈夫と安心していると危険ですよ!
◆紫外線による肌へのダメージ
●UV-A(生活紫外線)→ 光老化(シワ、タルミ、シミ)
・地上に届く全紫外線のうち〈約95%〉を占める
・波長が長く肌の奥の真皮層まで届く
*真皮層…肌のハリや弾力の源(コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸)
→ コラーゲン、エラスナンが損傷《シミ、タルミ老化現象》
→ メラニン色素の合成《シミの原因》
●UV-B(運動紫外線) → 日焼け、シミ
・地上に届く全紫外線のうち〈約5%〉を占める
・肌の表面で吸収され表皮への影響が強い
→ 多量に浴びると赤く炎症を起こす《シミ、ソバカスの原因》
*表皮…防衛機能、保護作用、新陳代謝
◆老化現象とUV-A、UV-Bの関係
◆美肌を作るケア
〈1〉内側ケア → 食事のポイント!
キーワードは「抗酸化成分」(ビタミンA・C・E)
●ビタミンA
– 強い抗酸化を持つ
– 免疫力UP
– 肌荒れ予防
◎レバー、うなぎ、鶏肉、人参、かぼちゃ、ほうれん草などの緑黄色野菜
●ビタミンC
– 強い抗酸化を持つ
– コラーゲン生成
– 肌のハリや弾力を作る
◎ピーマン、いちご、キウイ、グレープフルーツなど
●ビタミンE
– 強い抗酸化を持つ
– 血行促進
– 冷え改善
◎かぼちゃ、アボカド、アーモンド、抹茶など
〈2〉外側ケア → 保湿ケア+日焼け止めを基本に!
肌が乾燥しているとバリア機能が低下して、紫外線ダメージを受けやすくなります。
朝からたっぷりと十分な保湿ケアと、ムラなく日焼け止めクリームを塗りましょう。
日差しを浴びやすい頬骨辺りや鼻には、重ね塗りすると安心です。
*美肌キープのポイントは、季節に合わせたケア。
冬の乾燥によりダメージを受けた肌は、春から増え始める紫外線対をしっかり行うことが大切。外側、内側からケアで、まわりと差がつく美肌ケアをしていきましょう!
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季節に関係なく、一時的に不安定な状態にあるお肌のことを『ゆらぎ肌』といいます。
そして1年のうち、3〜5月の春が『ゆらぎ肌』に最も気をつけたい時期なのです!
◆春のゆらぎ肌の原因
肌荒れ、ニキビ、敏感肌、乾燥肌、バリア機能の低下、シミ、シワ
〈1〉気温差と空気の乾燥
・春は昼と夜の寒暖差も大きい
→ 肌がついてゆけずゆらぎ肌に《敏感》
・春の移動性高気圧
→ 冬よりも気温が上がって空気中の水分が蒸発しやすい《乾燥》
〈2〉紫外線の急増
・3月から外線の量が急激に増える
→ A波(生活紫外線)1年で春が最も強い《メラミン増加・シミ》
〈3〉環境の変化によるストレス
・新しい生活(新社会人、部署の異動、子供の入園・入学など)
ストレスが、ホルモンや自律神経を乱れさせる
→ ゆらぎ肌《ニキビ・肌荒れ》
〈4〉花粉などによる外部からの刺激
・春は花粉の量が増える
・乾燥した空気と排気ガス
→ アレルギー反応を起こしやすい《かゆみ・乾燥》
◆春のゆらぎ肌対策
◎保湿 → バリア機能を高める、ターンオーバー(新陳代謝)を正常にする
◎バランスの取れた食事、睡眠
◎室内にいる時もUVカット
◎帰宅後はすぐにメイクオフ
*春特有のさまざまな原因によって引き起こされる『ゆらぎ肌』。
つい頑張りすぎてしまうことの多い季節だからこそ、自分の身体としっかり向き合ってケアをしてあげて下さいネ!
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